ダイヤモンドを貴金属(リング本体)に留めるセッティングには沢山の方法がありまして。。。プロングセッティング、ベゼルセッティング、テンションセッティング、チャネルセッティング、ビーズセッティング、ミステリーセッティング…etc 様々な方法があります。

それぞれの留め方をご説明したいところですが、ここでは簡略化して大まかに ①『爪あり』の留め方か、②『爪なし』の留め方の２つに分けてご案内したいと思います。

① 爪あり

婚約指輪で当てはめると分かりやすいですが、６本とか４本の爪でダイヤを抱えるように留めているプロングセッティングというスタイルが代表的な爪ありスタイル。婚約指輪といえばコレ！みたいな定番のティファニーの６本爪のエンゲージリングも爪留めですね💍✨

婚約指輪でも結婚指輪でも、爪ありのセットはエレガントでジュエリーらしいイメージ。立体的なデザインのため光を多く取り込むことができて、ダイヤがよく輝きます。また、留める爪の数が少ないほどにダイヤにより多くの光が当たって一層輝きが増します✨💎✨

デメリットは、立体的なデザインであるがゆえにリング全体に高さが出やすく、どこかにぶつけてしまったり。。ダイヤを留めている爪を衣服などのファブリック製品に引っ掛けてしまったりすることもあるということです。

６本爪のプロングセッティングでダイヤが留められた婚約指輪　( LUCIE Noble : ルシエ ノーブル )

４本爪のプロングセッティングのダイヤが贅沢にあしらわれた結婚指輪　( NIWAKA 星の音 )

この『爪なし』でダイヤを留めるにはいくつかの方法があるのですが、ダイヤを地金に埋め込む方法は婚約指輪ではベゼルセッテイング、結婚指輪では伏せ込みが代表的な爪なしスタイルかと思います。これはダイヤの周りをグル～っと一周覆う方法です。地金を少しずつダイヤに寄せて埋め立てる感じでダイヤを留めこみます。

この留め方をしてあるリングのイメージは、モダン、シンプル、実用的といった感じだと思います💡

婚約指輪のベゼルセッテイングの場合はダイヤを留める方法が３種類くらいあり、どの方法でベゼル留めするかによって多少ダイヤの輝き方に変化が生まれますが、①に比べるといずれにせよダイヤの輝きは控えめになります。ダイヤはより多くの光を取り込めるほうが輝きが増すと既述しましたが、同じ大きさ＆グレードのダイヤをの①のプロングセット仕様と②のベゼルセット仕様で見比べると、やはり①の方が輝きが強いです。

・・・デメリットみたいなことを先に書いてしまいましたが、メリットは指輪の表面をスムースに仕上げられるので衣服に引っかかることが少なく、気負わず使いやすいことです😌

ベゼルセッティングの婚約指輪　( NIWAKA 八重霞 )

向かって右側：ダイヤ１石が伏せ込みでセットされた結婚指輪　（ NIWAKA 京杢目 なごみ ）