他にはない素晴らしい輝きと硬さで古くから多くの人々を魅了しているダイヤモンド。
ファッションジュエリーはもちろん、ブライダルジュエリーにも欠かせない存在です。
なぜ、こんなにもダイヤモンドが人気なのか、それはダイヤモンドの特徴や石言葉、ダイヤモンドが持つ意味も関係しています。
そこで本日は、ダイヤモンドの特徴について詳しく解説していきます！
ダイヤモンドは何でできている？
ダイヤモンドは、約99.95％の純粋な炭素で出来ており、化学式も『Ｃ』の一文字。これは非常に珍しく、ダイヤモンドは唯一『単一の元素で構成された宝石』なのです。ちなみにルビーやサファイアはアルミニウムと酸素、エメラルドは４種の元素で構成されています。
ダイヤモンドは地下深いところ（約100マイル付近）で、炭素に莫大な高温と高圧が加えられることによって作られ、最も古いものは約45億年前に見つかったものだといわれています。
ダイヤモンドの産地は？
近年ダイヤモンドは、そよそ世界20か国から年間総産出量１億カラット以上が産出されています。
中でも最も産出量が多いのはロシア。ロシア、ボツワナ、コンゴが世界三大のダイヤモンド産地として知られ、より良質なダイヤモンドが採れると有名なのはボツワナのジュワネング鉱山です。
他にも南アフリカ、オーストラリア、アンゴラ、カナダ、中国、ナミビア、ガーナなどでもダイヤモンドが産出されています。
希少性
ダイヤモンドはキンバーライトといわれる母岩から産出されますが、原石からの得られる率は2000分の1といわれています。つまり、1ct(0.2g)のダイヤモンドを得るためには4トンもの母岩が必要なのです。
更に宝飾用として使用できる原石はその1ct中の20～5％程度といわれいるため、実際には4トンの母岩から僅か0.2～0.05ctしか得られることが出来ないというわけです。
耐久性と美しさ
ダイヤモンドは世に存在する物質の中でも最も高いモース硬度を誇り、『ダイヤモンドを削るにはダイヤモンドで』と言われるほど摩擦や引っ掻きに対する傷には強い石です。
硬度が高いからこそ行えるスム－ズなカットや天然の無色透明石の中では最高の値をもっている屈折率・分散率のおかげで大変美しく輝きます。
更に薬品や光線などによる変化に対しても強く、太陽の光に長年さらされても変化は起きません。
宝石言葉
地球上で最も硬い宝石ダイヤモンド。その硬さから「固い絆を結ぶ」という意味が込められています。さらには永遠に輝き続ける宝石であることから、「輝くような美と金運が得られる」「愛に満ちた家庭を築ける」とも言われています。
宝石言葉は「純潔・清浄無垢・純愛・永遠の絆」
「永遠の絆」の象徴とされるダイヤモンドを贈ることは、永遠の絆を贈るという意味合いが含まれているのです。
ダイヤモンドは傷つかないってほんと？
圧倒的な硬さを誇るダイヤモンド。様々な工具を用いて引っ搔いたとしても傷つくことがなく、滅多に傷つかないのは確かです。
ただし、ダイヤモンドは「靭性（じんせい）は弱い」という特徴も持っています。靭性とは、何らかの力が加えられたときに、どの程度抵抗できるのか、「割れにくいのか」を示す表現。
そのため、重ね着けや収納などで硬いダイヤモンド同士をぶつけてしまうとかけてしまうこともあるようです。
ダイヤモンドは汚れやすい？
ダイヤモンドは、「親油性」といった油になじみやすい性質を持ちます。
ダイヤモンドに皮脂などの油汚れが付着すると油の膜によって輝くために重要な光がダイヤモンドの内部に入らなくなり、輝きが鈍くなってしまうのです。そんな時は中性洗剤で洗うと油が取れて輝きが戻ります。
普段からやわらかい布で汚れをふき取り、隙間に入った落ちない汚れなどは購入されたショップで洗浄してもらうといいでしょう。
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