② こすり洗いで汚れを落とします

①で作った洗浄液の中にリングを浸けたら、柔らかな歯ブラシで汚れをこすり洗いしてください。ヘッドの小さめの歯ブラシを使用すると、ダイヤモンドの裏側に溜まった汚れを落としやすいと思います。

この時、歯ブラシで地金を傷つけないように優しく注意してクリーニングして下さいね。

また、頑固な汚れの場合には、洗剤を多めにいれた液に１時間くらい浸けてから洗うと汚れが取れやすくなります。

ダイヤモンドを覆った汚れを除去するのには超音波洗浄器が便利ですが、取り扱い、設定によっては損傷を引き起こす可能性があります。ご自宅で超音波洗浄機を用いてのクリーニングをされる場合には鑑定書を見て、ダイヤモンドに何らかの加工処理がされていないか？※①  石緩みしていないか？※②　ダイヤ同士が隣接してセットされていないか？※③ などをチェックする必要があります。

※①加工処理の内容によっては超音波洗浄によって加工箇所が損傷する場合があります。　※②ダイヤを留めている爪が緩んでいたり、ジュエリー本体に歪みがあると、超音波の振動でダイヤが外れることがあります。　※③ダイヤ同士が隣接していると、振動によって起こる摩擦でお互いを削りあってしまうことがあり、ダイヤのガードル部分(ダイヤのサイド)を損傷することがあります。

③ きれいな水ですすぎます

容器から使用済みの洗浄液をすてて、きれいな水に交換してリングについた洗剤をよくすすぎます。

容器の水を変える際には、万が一ダイヤが外れて落ちていないか容器の底を確認して下さい。

また、流水ですすぐ場合も外れたダイヤを失くさないためと、万が一手が滑ってジュエリー本体を失くしてしまわないためにもシンクの排水溝には必ずふたをして下さいね。

④ 水分を拭き取って乾燥させて下さい

吸水率の高いタオルやキッチンペーパーなどの柔らかい素材の布で水分を拭き取り、しっかりと乾かしましょう。

ドライヤーの温風を当てて乾かすとしっかり乾きますが、プラチナやゴールドは熱伝導率が高く高温になりやすいので火傷に注意して行って下さいね。