ヤマトヤブライダル

ヤマトヤブライダル

“結婚の約束の証”として贈られる婚約指輪。その希少性、安定性、美しい輝き、そして「純潔」「清浄無垢」「純愛」「永遠の愛」という石言葉から、ダイヤモンドをあしらった婚約指輪が最も多く選ばれています。

末永く愛用する婚約指輪には、心から納得して選びたいものですよね。そのためには、ダイヤモンドの品質や価値について知っておく必要があります。今回はダイヤモンドの品質評価基準である「4C」の説明と、ヤマトヤがおすすめする重視ポイントについてお伝えしていきます。

4Cとは

4C:ダイヤモンド評価の世界基準
婚約指輪を選び始めると、お店の人から必ずと言っていいほど説明がある「4C」(ヨンシー)。「4C」とは、米国宝石学会(GIA)にて考案された、カットされた宝飾用ダイヤモンドの品質を評価するための世界共通の基準です。Carat(カラット)、Color(カラー)、Clarity(クラリティ)、Cut(カットの総合評価)という4つの要素があり、その頭文字から4Cと呼ばれています。

カラット

ダイヤモンドの重さを表す単位。1カラットは0.2グラム。
ctと表記され、数が大きいほど直径も大きく、希少性も高くなります。ヤマトヤでは0.20~0.30ctがよく選ばれています。

カラー

ダイヤモンドの色の評価。無色のものをDとし、ごく僅かな色の違いをランク付けしている。
無色透明に近いほど評価が高くなります。ヤマトヤではGカラー以上のものを中心にご用意しています。


▲左からKカラー、Gカラー、Dカラー

クラリティ

ダイヤモンドの透明度を表すもの。内包物や表面の傷の数や位置などでグレードが決まり、輝きに影響します。
ヤマトヤでは輝きに影響の少ないVS2以上のものを中心にご用意しています。


▲内包物の例(写真はSI1のダイヤモンド)

カット

ダイヤモンドのプロポーション、表面の研磨仕上げ状態、対称性を評価するもの。
グレードが高いほど輝きが上がります。ヤマトヤではExcellentを基本としてご用意しています。


ちょっと複雑な「カット」

カット評価の3つの要素
ダイヤモンド4Cのうち、「カット」の項目は、ダイヤモンドの輝きを大きく左右します。というのも、ダイヤモンドの大きさにかかわらず、綺麗に輝くように研磨されていなければ、たとえどんなに良い原石であったとしても輝かないからです。
その「カット」評価は、4Cにおいて総合的に5段階評価されるのですが、「4Cのカット評価がエクセレント = 最高の研磨状態」かというと、実は、もう少し見るべきポイントがあるんです。それが、「プロポーション」「ポリッシュ」「シンメトリー」という3つの項目になります。

◆プロポーション

プロポーション評価とは、理想とされる形状にどれだけ近いかの比率を数値で表したもので、ダイヤモンドのカット評価において基本となる部分です。
エクセレントカットの評価をされるためには、ダイヤの直径に対して、上の部分(テーブル)が何%、深さが何%と、厳密に決められています。

◆ポリッシュ

表面が平滑かどうかの評価項目で、Excellent~Poorの5段階評価がなされます。研磨痕が見られたり、表面が完全に平滑でないと、評価が下げられます。

◆シンメトリー

対称性が高いかどうかの評価項目です。こちらも、 Excellent~Poorの5段階評価がなされますで、ダイヤ中心位置のズレや歪みなどが見られると、評価が下げられます。

トリプルエクセレントとは
ダイヤモンド4Cの「カット」の項目と、上記の「ポリッシュ」「シンメトリー」の評価項目、3か所すべてがエクセレント評価を得たダイヤモンドは、「トリプルエクセレント」と呼ばれます。現行の評価基準内で、最高の研磨状態の範疇にあるものになります。
鑑定機関のグレーディングレポートには、このように、それぞれの評価項目が記載されています。

▲GIA(アメリカ宝石学会)の、ダイヤモンドグレーディングレポート
▲CGL(日本の中央宝石研究所)のダイヤモンドグレーディングレポート

どこを重視するのがおすすめ?

上記の内容を踏まえて、ダイヤモンド4Cのうち「どこを最も重視すればいいの・・・?」という点についてお伝えしてみたいと思います。

ダイヤモンドの輝きを引き出す「カット」と、目で見て違いが分かる「カラット」
4Cのうち、まず重視してみていただきたいのは、「カット」です。
なぜなら、どんなにグレードが高くても、どんなに大きくても、研磨状態が良くなければ、輝かないダイヤになってしまうから。逆に、小さめのダイヤでも、研磨状態が素晴らしければ、すごく存在感が出るジュエリーになります。ヤマトヤでもダイヤの輝きを重視しているので、婚約指輪用のダイヤモンドは基本的に「トリプルエクセレント」カットのダイヤモンドのみを取り扱っています。

次に重視すべきは・・・「カラット」がおすすめ。カラットは、上で説明した通り、ダイヤモンドの「重さ」で、目で見て分かりやすいポイントになります。それだけに、自分が気に入る大きさを決めやすいポイントです。婚約指輪用だと、一般的には0.2~0.3カラット前後が多いです。

必ずしも大きいダイヤが良いという訳ではなく、小さめのダイヤなら、結婚指輪と毎日のように重ね着けしやすいです。逆に大きめのダイヤを選べば、今はちょっと華やかすぎると感じても、10年後や20年後、着けこなせるようになって、大きめを選んで良かったな・・・と思うようになりますよ。

残るふたつの要素、「カラー」と「クラリティ」はどこまでこだわるか?を、ご予算に応じてお選びになっていただければと思います。カラーグレードではGカラー以上、クラリティグレードはVSクラス以上なら、十分に高品位なダイヤモンドと言えます。
どちらか1点、重視するとすれば、カラーにこだわるのがおススメ。クラリティグレードの最高位「フローレス」は、希少性が非常に高く、価格も大きく上がります。それに対して、カラーグレードの最高位「Dカラー」は、その下の「Eカラー」に比べ、価格差が比較的小さめです。最高位のものを選択肢に入れやすく、最上位のグレードを選択したという満足感も得られますよ♪

いちばんは「選んだ理由を忘れないこと」

たとえば、
「最高のカラーグレードを選んだ!」
「カラット数の数字がぐうぜん気に入ったから」
「彼女の希望で、0.4カラットの大きさはかなえてあげたかったから」
「さりげない大きさだけど、ふたりともこのダイヤの輝きにピンときた」
・・・といったように、結婚して何年経っても、婚約指輪を目にするたびに「こんな理由でこのダイヤモンドを選んだよね」と思い出せるような理由があったら素敵だなと思います。天然の宝石であるダイヤモンドは、言うまでもなく「同じものは二つとして存在しない」もの。出会いの大切さも婚約指輪選びの楽しみではないでしょうか。


今回は、ダイヤモンドの評価基準「4C」と、重視すべきおすすめのポイントについてお伝えしました。もちろん、どのポイントを重視するかは、もちろん人それぞれ。いろいろ調べたり、お店に行っていろいろ尋ねたりして、ご自身で納得できる重視ポイントを見つけてみてくださいね。

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