彼からのプロポーズ。素敵な婚約指輪を贈ってもらい、幸せな気持ちに包まれていると、ふと疑問に思うことが・・・。
「婚約指輪のお返し、贈った方がいいのかなぁ?」
「どのくらいの金額の物を贈ればいいの?」
「贈るとしたら何がいいんだろう?」
こんな疑問が浮かんでくるのではないでしょうか。
そんな方は必見!今回は、プロポーズを受けて婚約指輪をもらった方の「婚約指輪のお返し」についてお答えします。お悩み中の方はもちろん、そろそろゴールインかも・・・?という方に、今回の記事が参考になれば幸いです。
Q.1 婚約指輪(エンゲージリング)をもらったら、お返しをした方がいいの?
「ゼクシィ結婚トレンド調査2021」によると、婚約指輪などの婚約記念品があった人のうち、約半数となる50.5%の方がお返しを贈ったと回答しています。
1990年頃までは、仲人を立てて正式に婚約を調える「結納」(ゆいのう)という儀式を行うのが一般的でした。その中で男性側から女性側に結納品や結納金を贈り、女性側は「結納返し」としてお返しをしていたため、お返しは儀礼的にも行うものだという考えが一般的でした。
現代では、正式な結納を行うケースは少なく、略式化された「両家顔合わせ」の会食を行うのが一般的です。また、婚約指輪などの記念品の有無、挙式や披露宴の有無や形式、衣装や写真撮影などにおいても、「わたしらしさ」「ふたりらしさ」が大切にされることが多いので、お返しに関しても有無や形式にこだわらない方が多いと言えるでしょう。それでも、約半数の方が返礼品を用意しているのは、やっぱり理由があってのことと思います。結婚や出産、弔事などでも、贈り物やお金などをいただいたら、マナーとしてお返しをすることが多いこと、また、何より、婚約指輪を贈ってもらった「ありがとう」の気持ちを伝えたいことから、贈り物をしているのではないでしょうか。
Q.2どのくらいの金額のものを返せばいいの?
「ゼクシィ結婚トレンド調査2021 静岡」によると、10~12万円が一番多く、全体の24.5%を占めていました。平均金額は14.7万円となっています。同じ調査のデータで、婚約指輪を購入した方のかかった金額が平均で35.1万円となっていることから、その金額の1/2程度を予算とする方が多いようです。
相場を踏まえてお返し金額を決める事は大切ですが、返す金額に明確な決まりはなく、ご自身の可能な範囲で相手に喜んでもらえるものを選ぶことで、気持ちが伝わるのではないでしょうか。
Q.3 お返しはどんなものが最適なの?
「皆、何を贈っているのかな?」
金額の次に悩む部分ではないでしょうか。選ぶポイントや、どのような贈り物が選ばれているのかを見ていきましょう。
まず、お返しを選ぶポイントですが、「お相手の方が喜ぶもの」を最優先に考えましょう。これはプレゼントを考える時、ごく当たり前に多くの方が考える事だと思います。相手が喜んでくれて、笑顔になってくれる贈り物が一番ですよね!
さらに、お二人の思い出として残せるものも素敵だと思います。婚約指輪も一生の思い出として形に残るように、贈ったものも一生寄り添っていけるお品物の方が、使うたびに結婚したときの特別な時間を思い出し、温かい気持ちにさせてくれることでしょう。
贈り合ったもので共有できる思い出。年月を重ねてもお二人に特別で幸せな瞬間を届けてくれそうですね。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2021 静岡」によると、返礼品の品物は「腕時計」が50%と最も多く、次いで「スーツ」(13.5%)、「靴」「財布」「カバン」(各5.8%)となっています。
腕時計は、サイズが変わって使用できなくなることもなく、メンテナンスをきちんと行っていれば末永く使い続けることができます。また、腕時計には「一緒に時を刻んでいこうね」という想いも込めることができるのも、多くの方から選ばれている理由のひとつです。
また、ヤマトヤではブライダルリングのほか、腕時計も取り扱っているので、実際に腕時計をお返しとしてご案内させていただくことがあります。そんなお客様の声を聞くと・・・
「きちんとした腕時計を持っていなかったから」
「スーツは着る機会がないから」
「キャンプが好きなのでアウトドア用の時計を贈ってあげたいと思って」といった理由で腕時計が選ばれています。腕時計に次いで選ばれているスーツも、長い期間愛用できるものとしてふさわしいアイテムです。(体重の変化が無ければ、ですが・・・笑)革製品の靴や財布、カバンなども、使い込んでいくうちに風合いの変化を楽しみながら愛用してもらえます。
今回は、婚約指輪のお返しについて、データを交えながらお伝えさせていただきました。末永く愛用でき、思い出に残る素敵な贈り物に巡り合える参考になったら幸いです。
そして・・・今回のお話は、もう少し続きがあります。
ヤマトヤでは、お返しの品として約半数の方が選んでいる「腕時計」も取り扱っています。ここから先は、腕時計を選ぶにあたって重視すべきポイントと、お勧めの時計をご紹介したいと思います!よければ続きもお読みいただけると嬉しいです♪
Q.4時計を選ぶ上で重視すべきポイントは?
◆デザイン
一般的には、どこに着けていっても合わせやすいベーシックなデザインのものが使いやすいですが、長く身に着けてもらえるように、彼の好きなデザインを優先して選ぶ方も多いです。腕周りの長さは調整できますが、時計本体の大きさ(直径)は腕まわりの太さのよりバランスの良しあしがあるので、一緒に見に行ったりできれば間違いないですね♪
◆メーカー・ブランド
記念の贈り物なので、カジュアルなファッションブランドの時計よりも、時計メーカーとして信頼のあるブランドが好まれています。将来、アフターケアを受ける必要があるときのことも含めて考えると、信頼感のあるメーカー・ブランドをおすすめします♪
◆機能と材質
主なところとしては、「防水性能」「カレンダーの有無」「外装素材(チタン・ステンレス等)の違い」などが挙げられます。
防水性能はほとんどの時計が日常生活防水機能を有していますが、10気圧(100M)防水以上であれば外で雨に降られたりしても安心です。
カレンダーについては、もちろんあった方が便利ですが、カレンダーのないすっきりしたデザインを好まれる方もいます。必要性に応じて考慮しましょう。
外装の金属素材では、主に「ステンレス」か「チタン」が用いられています。軽量でアレルギーが起こりにくいチタン素材に対し、ステンレス素材はより白く高級感のある輝きが特徴です。
特徴や材質に関しては、モデルごとに細かく違いがあるので、分からない点がある場合は時計販売店にて相談してみてくださいね。
◆動力源(ムーブメント)
また、時計の動力源によっても機能的な特徴が分かれます。時計の動力源には、大きく分けて「クオーツ式」と「機械式」があります。
クオーツ式時計
電池を動力源として動く時計です。定期的な電池交換が不要なソーラー充電や、電波を受信して時刻の補正を毎日行ってくれる電波時計など、便利な機能を持つものも多く販売されています。
〇メリット
・精度が高く、外しておいても止まらないため、実用性が高い
・機械式腕時計よりも相対的に購入価格・メンテナンス費用を抑えられる
●デメリット
・3年に1度程度の電池交換が必要(ソーラー充電タイプはさらに長寿命)
・一般的に、機械式時計に比べて修理不可となるまでの年数が短い
機械式時計
電池を使わず、巻かれたゼンマイがほどける力を利用して針を動かすタイプです。腕の動きでゼンマイを自動で巻き上げる、自動巻き機能を搭載したものも多く販売されています。
〇メリット
・電池切れの心配がない
・一般的に、数十年単位の長い寿命で愛用することができる
●デメリット
・クオーツ式に比べると構造的に衝撃に弱く、精度の面でも劣る
・ゼンマイを巻かないと数日で止まってしまう
Q.5実際にどんな時計があるの?
ヤマトヤでは、日本の時計ブランドはもちろん、スイス製の時計も取り扱っています。今回はその中から、実際におすすめの時計を6種類ご紹介させていただきます。
機械式(自動巻) / 10気圧防水 / 日付表示
自動巻の機械式ムーブメントは、約70時間の駆動時間を実現。週末に着用せずとも、翌月曜日にそのまま使用可能な実用性を備えています。裏側から機械式時計が時を刻む様子をガラス越しに見ることができるシースルーバック仕様です。
クオーツ(ソーラー電波時計) / 10気圧防水 / 日付・曜日表示、ワールドタイム、クロノグラフ機能
わずかな光でも動き続ける「光発電エコ・ドライブ」や、世界4エリアの電波受信に対応する「電波時計(ワールドタイム)」など、ハイスペックな機能を搭載。素材は、キズに強く、軽く、肌にやさしく、さらにサビにくいシチズン独自の「スーパーチタニウム™」を採用しています。
クオーツ / 3気圧防水
クオーツ(ソーラー電波時計) / 20気圧防水 / 日付・曜日表示、クロノグラフ機能、Bluetooth通信機能
機械式(自動巻) / 100M(10気圧)防水 / 日付表示
ヴィクトリーは、高い耐衝撃性や100m防水などの構造をしっかり備える一方、着け心地にも優れるスリムなフォルム、針の先端を文字盤側にカーブさせることで斜めから見た時の視認性にも配慮するディテールなど、上質さと機能性が完璧に調和しています。
クオーツ(電池式) / 10気圧防水 / 日付表示
やや小さめのケースが袖口にしっくりと収まるクオーツモデルは、歪みのない美しい鏡面と、きめ細やかな筋目仕上げが施され、静かにその存在感を主張します。グランドセイコーが世界に誇る「9Fクオーツ」ムーブメントは、これまでの常識にとらわれない新機軸を多数搭載し、手作業で組み上げられています。
6つのおすすめモデルをご紹介させていただきましたが、ご紹介しきれていないおすすめモデルも多数ありますので、お返しの時計をご検討の方はお気軽にご相談くださいね♪
特別な贈りものだからこそ悩む「婚約指輪のお返し」。「同じ時を共有したい」という気持ちを一緒に添えて、大切な方に時計を贈られてみてはいかがでしょうか。きっとお二人の素敵な思い出を共有できるお品物となりますよ♪