一生ものの結婚指輪・婚約指輪。いろいろ悩んで、「これだ!」と思える指輪が晴れて決まり、さぁ注文!・・・という段階で、
多くの方がちょっとした不安を口にされるのが、「指輪のサイズ」。
購入後に直せるの?という点から、「外れなくなることはないの?」「これで本当にぴったりなのか分からない・・・」といった不安を口にする方も。
特に指輪を着け慣れていない方には、ごもっともな不安かと思います。
そこで今回は、お客様によくいただくご質問を、Q&A形式でお答えします。
また、スタッフが実際に行っている「簡単に外せる指輪の外し方」や、いざというときに役立つ「指輪が外れない時の対処法」まで伝授します♪
指輪を選ぶ前の参考資料として、また、いざ困ったときはこの記事のことを思い出して、お役に立てたらうれしく思います♪
Q1. サイズって、太ったり痩せたりすると変わりますよね?
A1.
主に体重の増減があると、指輪のちょうどよいサイズも変わる方が多いです。ただ、「10キロ体重が増えたけど、指のサイズは変わっていない」という方もいますので、人それぞれのところもあります。
また、足のむくみで靴のサイズが変わるように、指のむくみによってもサイズが多少変わります。特に、お酒を飲んだ翌日は指がむくむ人が多いです。「夏はきつい」「冬はゆるい」「午前中はゆるい」「夕方はきつい」など、時間帯や季節によっても変化を感じやすい傾向にあります。
指輪選びの際、特にむくみやすい方は、ヤマトヤでは少し余裕を持ったサイズの選択をご提案したり、日を変えて複数回サイズ測定をさせていただいたりすることもあります。
Q2. サイズを測って注文したのに、受け取りのとき指輪がゆるい(きつい)気がする・・・
A2.
多くのブランドは、無料保証期間を長めに設定しています。そのため、できれば1年を通じて様子を見ながら使っていただき、「ゆるいのが嫌いで、きつくないと気になってしまう」「夏になるときつくなるから、ちょっとゆったり目に」など、自分の好みや指のむくみを把握してからサイズ直しをします。
また、妊娠中は特に気を付けましょう。指がむくみ、「そのまま着けていたら外れなくなってしまった」とご来店される女性様もいらっしゃいます。そのため、妊娠中期からご出産されるまでの期間は指輪を外していただき、体調が落ち着いてきたら改めてサイズを確認しましょう。
Q3. アフターサービスについて教えてください
A3.
ヤマトヤオリジナルのブライダル製品には、5年間のサイズ直し/仕上げ直し保証がつきます。また、ヤマトヤにて購入いただいた指輪に関しての店頭クリーニングはいつでも無料で行っています。
ジュエリーブランドの指輪をご購入いただいた場合は、各ブランドが提供するアフターサービス通りに対応しております。例えばNIWAKAの指輪は、2年間有効のアフターサービスチケットが発行されます。詳しい内容はお気軽にお問い合わせください。
Q4. サイズ直しの料金や期間について教えてください
A4.
ブランドによって、料金設定は異なります。ヤマトヤで取り扱っている指輪では、ブランドやデザインにより、3,300円~17,600円となります。また、サイズ直しにかかる期間は 約2~4週間です。もちろん急ぎであれば、もっと早く対応してくれる場合もあります。
年末年始やお盆休み、ゴールデンウィークなどの連休の前は、通常よりも時間がかかる可能性がありますので、できれば一ヶ月半ほど余裕を持って依頼するようにしましょう。
Q5. サイズ直しの料金や期間について教えてください
A5.
ただし、宝石や模様が全周に入ったデザインなどのつくりが特殊なもの、材質が判断できないもの、大幅なサイズ直しなど、お受けできないこともあります。また、ピンクゴールド製品はブランドにより色味が異なるため、サイズ直しをした部分の色が違うことがあります。そのため基本的には、購入した店舗にお持ちいただくことをおすすめします。
Q6. サイズ直しは何回もしないほうがいいの?
A6.
厳密に「何回まで」という決まりはありませんし、物理的には何回でもお直しは可能ですが、ヤマトヤでは「2回程度まで」を上限としていただくことをお勧めしています。
サイズ直しをする際は、まずリングの後ろ部分をカットし、それから広げる場合は地金を足し、小さくする場合はそのまま地金をカットして繋げます。その後、つなぎ目が見えないように仕上げ(磨き)を行いますが、わずかですがその部分が細くなります。また、サイズ直しの工程において、地金に力や熱を加える必要があることから、金属疲労も加わっていきます。1~2回のサイズ直しでは耐久性に影響は出にくいですが、何度もサイズ直しを繰り返ことは、変形しやすい指輪になってしまうので控えましょう。
Q7. サイズ直しは何回もしないほうがいいの?
A7.
はい、指輪のデザインや材質によっては、サイズ直しが難しい場合があります。
たとえば、模様が全面に入っているものや、全周に宝石がついているもの、2種類以上の素材を組み合わせたコンビネーションリングなどです。また、銅を多く含み、素材が固く粘りがないピンクゴールドは、サイズ直しの際に割れてしまうリスクが高いため、サイズ直しができないブランドも。
更に、地金を圧縮し 強度を高める鍛造製法により作られた指輪もブランドによりサイズ直しができないこともあります。一般的にサイズ直しができない婚約指輪・結婚指輪は、「サイズ交換」として一から作り直すメンテナンスがついていますので、購入前に確認することが重要です。
Q8. 一般的には、どのくらいのサイズ感で着けるものですか?
A8.
指輪の外し方に不慣れな方は、ゆるい指輪を選びがちな傾向がありますが、指輪はすっと入ってなかなか抜けないものがジャストサイズです。素直に引っ張って抜けるサイズ感であれば、手を洗った時などに指輪を落としてしまうことや変形してしまうこともありますので、多少ピッタリしたものをオススメしています。「外れなかったらどうしよう・・・」と不安になられる方も多いかとは思いますが、指輪の外し方のコツさえつかめば、指に入ったものは外せるはずです。
Q9. でも、外れなくなってしまうのがどうしても不安です・・・
A9.
ずっと指輪を着けっぱなしにしている方は、「外そうと思ったけど・・・外れない!」となってしまう可能性があります。そんな時のために、指輪の外し方のコツをお教えします!
グイグイ引っ張って外そうとすると指を傷めてしまい、余計ストレスを感じてしまいます。これを避けるには、リラックスしながら皮膚でひっかからないように関節を曲げ、指輪を上にぐっと押して、指輪の上側に空間を作ります。その空間を利用して、山(=関節)を越すようにゆっくりと指先に向かって押し出すように指輪を外します。特に外しにくい場合は、ハンドクリームなどで滑りを良くしてから同じ動作をやってみましょう。
それでも外れない場合は・・・
▲ 糸を使って外す
まずは上の写真のように、
①タコ糸などの紐を指輪に(手のひら側から)通します。タコ糸でなくても大丈夫ですが、つかみやすいように細すぎず隙間に通るくらいの紐がちょうどいいです。
②指の先に向かって糸をぐるぐると少し強めに巻いていきます。できるだけ隙間を作らないようにしっかりと!そこにハンドクリームやオイルなどを塗っておくとより抜けやすくなります。
③④巻き終わりは留めておき、指輪の下に出た糸を引っ張り、巻いた糸を解いていきます。そうすると、タコ糸に乗って指輪がどんどん上がってきますので、巻いてはほどき…を何回か繰り返せば指輪は少しづつ外れていきます。
どうしても外れない場合は・・・
ジュエリーショップや消防署に相談しましょう。
指輪を購入したジュエリーショップに相談してみてください。まず外せるかどうか試してみて、不可能と感じたらリングカッターで指輪をカットします。その後、体調(指の腫れなど)が戻り次第、指のサイズを測らせていただき、指輪のサイズ直しを含む修復作業を行います。ヤマトヤでは、他店で購入された指輪であっても相談に乗っていますので、お気軽にご来店ください。ヤマトヤにてカットできるものであれば、作業料500円にて承っています(2022年3月現在)。
また、消防署でもリングカットを行ってくれるところがあります。特に、怪我で指が腫れてしまった場合など、急を要する際は消防署に相談してみてください。
少しでもお読みいただいた方の指輪選びに役立ったら幸いです♪
ヤマトヤでは、指輪のご購入後も精一杯サポートさせていただきます。指輪に関することであれば、お近くのヤマトヤにお気軽にご相談ください!