ヤマトヤブライダル

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知っていましたか?多くの婚約指輪・結婚指輪は、デザインやブランドだけではなく、金属の素材を選ぶことができます。

今回は、婚約指輪、結婚指輪で一般的に広く使用されている金属素材である「貴金属」の種類と、それぞれの特徴や表記について解説します。素材選びの参考にしてみてくださいね。

結婚指輪に使われる金属は、どのようなものがありますか?
「プラチナまたは金(ゴールド)、およびその合金」が最も一般的です。


▲「RosettE」(ロゼット)セットリング。Pt900、Pt585、K18、K18WG、K10と、幅広い素材から選べるのが特徴。

「貴金属」であり、アレルギーの心配も少ないプラチナ・金、およびその合金が一般的に婚約指輪と結婚指輪の素材として使用されています。

「貴金属」とは、希少性が高く、かつ変色・腐食・酸化しにくいといった安定した性質と、素材の加工のしやすさを兼ね備えた金属のことです。結婚指輪・婚約指輪は、末永く身に着けるものなので、希少性と安定性の両方を備える素材であるプラチナ&ゴールドが世界的に選ばれています。

また、「合金」とは、別の金属を配合した金属のことです。配合する金属のことを割金(わりがね)と言い、より硬い金属を割金として混ぜることで強度を増し、また、色合いを変えることもできます。ジュエリーの世界では、白い金属を配合した「ホワイトゴールド」や、銅色の金属を配合した「ピンクゴールド」などが代表例です。プラチナやイエローゴールドも、強度を上げるためにより硬い金属を配合することが一般的です。

ジュエリーの世界では、合金の割合がプラチナ・金ともに、世界的な基準が設けられており、指輪の内側などにその割合が刻印されています。

金・プラチナの主な合金の割合と刻印の種類

プラチナ:1000分率で刻印表示
◆「Pt999」:純プラチナ
◆「Pt950」:プラチナ95%
◆「Pt900」:プラチナ90%
◆「Pt850」:プラチナ85% など
中には「Pt585」(プラチナ58.5%)などの素材を用いるメーカーもあります。▶︎割金に使用される金属
パラジウム、ルテニウムなど。

:1000分率または24分率で刻印表示
◆「999」「K24」:純金
◆「750」「K18」:18金、純度75%
◆「585」「K14」:14金、純度約58.5%
◆「416」「417」「K10」:10金、純度約41.7% など
ホワイトゴールド(WG)やピンクゴールド(PG)でも同様に刻印されます。例:K14WG:14金ホワイトゴールド▶︎割金に使用される金属
銀、銅など。NIWAKAのホワイトゴールド「プラチナゴールド」など、プラチナを配合することも。

ジュエリーの世界では、プラチナは「Pt950」および「Pt900」が、金の場合は「750」「K18」がよく使用される素材です。
K10は価格を抑えたジュエリー・アクセサリーでは一般的に使用されています。

なお、シルバーも貴金属の1種ですが、空気中の硫黄に化学反応を起こし黒ずみが起きるため(硫化)、プラチナ・金に比べると、
婚約指輪や結婚指輪の主素材としてはあまり一般的ではありません。

もっと詳しく
「貴金属」とされる金属は、金 (Au)、銀 (Ag)、白金 (Pt)、パラジウム (Pd)、ロジウム (Rh)、イリジウム (Ir)、ルテニウム (Ru)、オスミウム (Os) 、レニウム(Re)の9種類があります。ジュエリーの世界においては、国連の諮問機関でもあり、宝飾品に関わる国際的なルールを定めている「CIBJO」(国際貴金属宝飾品連盟)が、 (Au)、 (Ag)、白金 (Pt)、パラジウム (Pd) の4種とその合金を、ジュエリー用の貴金属合金として定めています。

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