晴れておふたりの結婚が決まり、いよいよ結婚に向けて準備が始まります♪・・・とは言っても、準備って具体的にどのタイミングで何をすればいいのだろう???
今回は、実際に結婚式を挙げたヤマトヤスタッフからの聞き取りをもとに、プロポーズから挙式までの結婚準備のモデルケースを紹介します。それに合わせて、指輪を販売するショップの立場から、婚約指輪・結婚指輪を購入するおすすめタイミングもご案内。あくまでモデルケースなので、場合によっては省略できたり、準備すべきことが増えたりするかもしれませんが、ひとつの参考として見てみてくださいね。
プロポーズが成功したら・・・♡挙式までの結婚準備と指輪のおすすめ購入タイミング
→結納または両家の顔合わせ食事会
式場の見学・決定
入籍日(婚姻届を出す時期)の相談
同居を始める時期(引っ越し)の相談
新婚旅行の相談
エステ、衣装、小物などの決定
余興の依頼
二次会の検討・手配・依頼
食事、引出物、写真やビデオ撮影など決定
スピーチの内容を作成
ヘアメイクやネイルの決定・実施
引っ越し
新婚旅行
結婚報告の作成
など
10~9か月前:親への挨拶〜結納もしくは両家の顔合わせ
おふたりの結婚とはいえ、おふたりだけの問題ではないのが結婚です。結婚が決まったら、まず両家の親への挨拶を済ませましょう!
先に新郎が新婦の実家へ出向き、結婚の承諾をもらうというケースが一般的と言われてきましたが、最近は挨拶の順番は特に問わなくなってきているようです。Aさん夫妻は、新婦の実家が福岡県と遠かったため、先に新郎の両親への挨拶を済ませ、その翌月に日程調整の上で福岡県の新婦の実家へ挨拶に行ったそうです。
結納が正式な婚約の儀式にあたりますが、最近は両家顔合わせの食事会を設ける形式が一般的になっています。Aさん夫妻は結婚式の約8か月前に、両家の顔合わせを食事会形式で行ったそうです。
顔合わせ食事会の会場としては、静岡県のカップルさんのうち6割が「料亭」を選択。結納のような正式な儀式とまではいかなくとも、両家が初めて対面する場ということもあり、フォーマルな雰囲気の会場を選択する方が多いようです。次いで「ホテル」「レストラン」という結果となっていました。(『ゼクシィ結婚トレンド調査2020 静岡』より)
Aさんは婚約指輪を贈る意志はあったものの、少しのんびりしていて、顔合わせ食事会の際には指輪を準備していませんでした。後から考えると、食事会の時にそれぞれの両親にお披露目できた方がよかったかなと感じたそうです。食事会の後に指輪を注文しましたが、指輪の出来上がりに1か月半ほどかかり、実際に婚約指輪を贈ることができたのは挙式6か月前を切ってからだったそうです。 ちなみに、ペアで着ける結婚指輪の決定はもう少し後でも大丈夫ですが、おふたりで婚約指輪選びをされる場合、重ね着けができるデザインで結婚指輪を同時にご注文いただくことも。結婚式間近になると準備が慌ただしくなり、じっくり指輪を選ぶ時間もとりにくくなるので、このタイミングで結婚指輪も一緒に見て選んでおくか、ある程度候補を絞っておくといいですよ♪
8~7か月前:会社や友人、親戚への報告~入籍日(婚姻届を出す時期)の相談など
友人や親戚には、プロポーズが済んだら順番に伝えていきましょう。一部だけ伝えて後回しにすると、自分から伝えるべき人に周りから結婚話が伝わってしまうこともあるので、伝えるべき人を決め、なるべく期間を置かずに伝えていくのがおすすめです。
会社では、まず直属の上司に個別に報告をし、同僚への報告はそのあとに。SNSやメールは使わず、ご自身の口から直接報告するのが礼儀です。会社への報告はこの時期より後でも問題ありませんが、遅くても結婚式の3か月前、挙式の予定が無い場合でも1か月前には行いましょう。
Aさんは、式場を選び始めてから決定するまでが短く、比較的すぐ挙式日が決まったため、7か月前くらいから挙式予定日をまわりに伝えていったそうです。
「気候のいい季節」や「大安の週末」など、誰もがなるべく良い条件で結婚式を行いたいと考えます。式場探しと日取りについては、結婚が決まった段階でなるべく早く決めていくようにしましょう。
静岡県のカップルさんのうち約5割が、日取りを決めるにあたり暦(六輝)を重視しています。時期については、全国的に10月から11月が人気です。また、式場を選ぶ際は、親や親族、友人のアクセスのしやすさを重視しています。(『ゼクシィ結婚トレンド調査2020 静岡』より)
Aさんは、2か所の式場に絞って見学に行き、新婦の希望が強かったそのうちの一つに決めました。時期に関しては特に決めておらず、「できれば大安」と思っていて、約7か月後の大安の土曜日に1か所空きがあるとのことで、その場で抑えたとのことです。
ちなみに、この記事を編集したスタッフOが直近で出席した結婚式は、コロナ禍になる直前の10月でした。新郎新婦は当初、暦にもこだわり大安と考えていたようですが、希望日に会場が取れず、最終的には皆が出席できる日取りを優先して会場をおさえたそうです。
入籍日は婚姻届を提出する日。大安など吉日を選ぶ人、誕生日や記念日に入籍する人など、特に決まりはありません。結婚式の前・後に関しても人それぞれです。この日をもって、法的におふたりは夫婦として認められます。戸籍謄本や証人2名の署名・捺印などが必要なので、提出する際に不備がないよう確実に準備をしていきましょう。婚姻届は全国の役所で入手できるほか、結婚情報誌の付録としてついているものを使用してもOKです。
新居を決めるタイミングも様々ですが、結婚式の準備などもあるため、効率を考えた上で結婚式よりも前に一緒に住み始めているケースが多く見受けられます。現在の家に一緒に住むか新居を探すかなども含め、おふたりにとって最適な選択をしてくださいね。
新婚旅行に関しては、挙式後に出発するケースがほとんどです。結婚式直後に出発する場合は、結婚式準備と重なって大変になってしまわないよう、結婚式の準備を前倒しですすめておくのがおすすめ。海外に行く場合はパスポートの確認も忘れずに!
ちなみに、Aさんの場合、同居は結婚式準備が本格化する前の挙式4か月前に、婚姻届は結婚式を終えた週明けに提出、旅行は挙式後にやることを終えて準備に余裕が持てるように、式の1か月後に出発したそうです。
6~5か月前:招待ゲストの決定/エステ、衣装、小物などの決定
結婚式の3か月前くらいに招待状の発送を行うのが一般的なので、ゲストはそれまでに決めておきましょう。親のつながりでゲストに呼ぶ方がいる場合などもあるので、両親の意見は事前に聞いておくと間違いないでしょう。ゲストにはいきなり招待状を送るのではなく、事前に電話などで報告と出席のお願いをしておくのもポイントです。
また、ドレスをはじめとする衣装は選択肢が多く、披露宴でこだわる花嫁も多いため、早い時期から試着に動くことをおすすめします。合わせてエステも様々なコースがあり、3か月コースを選択する場合はこの時期に決めておかないと受けたいコースが受けられないかも。予算と相談しながら検討を始めましょう。
Aさんは、親からお世話になっている方を招待したいという意向を確認し、4か月ほど前にゲストを確定させました。エステは友人がサロンをやっていたので、日程や内容も無理なく組めたそうです。衣装については、式場のプランナーさんに情報をしっかり聞いたうえで試着に行ったので、思ったより迷わずに決定。準備が忙しくなる前に決めておいて良かったとのことでした。
前撮りをする予定のおふたりは、撮影日の3か月前を目安にオーダーできれば、余裕をもって準備ができます。結婚指輪を身に着けることでより素敵な写真を撮影できますよ。
4~3か月前:招待状発送や食事、引出物、写真やビデオ撮影など決定
式まで3か月を切る頃が、プランナーさんとの打ち合わせ回数も増え、結婚準備でとくに忙しくなってくる時期です。招待状の発送を終えると、返信の確認が続きます。返信メッセージの確認やバス利用の希望なども確認するので、意外と細かい作業になります。
また、余興を入れる場合は、そろそろ依頼が必要です。最近は新郎新婦が余興を披露するケースもあるみたいですよ。他の方に依頼する場合は、制作や準備の期間が必要なものもあるため、余裕をもって依頼するのがマナーです。
二次会についても、実施する場合は会場や内容はもちろん、移動手段はどうするか、受付や進行を誰に頼むか、二次会から来てもらう人への声掛けをどうするかなど、意外と細かく決めることがあります。余裕がない場合は信頼できる友人に幹事をお願いしたり、二次会を多く受けている会場に相談したりすることで、負担を減らすことができますよ。なお、余興や二次会幹事を依頼した場合は、謝礼を渡すのがマナーなので忘れずに。
また、披露宴の食事や引出物の内容、写真やビデオ撮影をどこまでするかも決めていく時期。プランナーさんとの相談になると思いますが、予算と相談しながら詰めていきましょう。
ちなみにAさんは挙式が3月で、招待状発送はプランナーさんのアドバイスを聞いた上で、年賀状が落ち着く頃のお正月明けに発送しました。余興は友人作成のプロフィールムービー上映と親戚による音楽演奏を実施し、二次会は実施なしだったそうです。
2か月前~結婚式まで:席次、プログラム、BGMの決定など
プランナーさんとの最終の詰め、司会者との打ち合わせ、ネイルやエステなどで、休日の予定が多く埋まっていきます。その合間に席次を決めたり、スピーチ内容を考えたり、ゲストの名札に手書きメッセージを記入したりと、時間があっという間に過ぎていきます。この時期の負担を減らす意味でも、前もって決められることは決めておきましょう。
参考:婚約指輪・結婚指輪の予算について
静岡県のカップルさんの場合、婚約指輪の予算の平均は30.8万円。30万円から40万円の予算で婚約指輪を用意した方が4割近い結果に。全国平均は35万円。30万円から40万円の予算が最も多く約3割を占めています。(『ゼクシィ結婚トレンド調査2020 静岡』)
婚約指輪は『お好きなデザインの指輪(枠)+ センターに留めるダイヤ』をそれぞれお選びいただき、サイズを合わせてお作りします。店頭ではご予算に合わせてご案内させていただくことが可能です。ぜひスタッフにご相談くださいね。
最近では婚約指輪を普段から気軽に着けられるよう、婚約指輪と結婚指輪を重ねて着けられるデザインも多数揃っています。婚約指輪は、重ね着けすることで、婚約期間だけでなく、結婚式にお呼ばれした時やお子様の入学式などのイベントはもちろん、普段のお出掛けに着けたりしやすくなります。せっかくの素敵な指輪をしまってしまうのは逆にもったいないですよね。中には最初から重ね着けを考えて、婚約指輪と結婚指輪を同時に下見するカップルさんもいらっしゃいます。もし気に入ったデザインの婚約指輪と結婚指輪が見つかったら、同じタイミングで購入しておくと、結婚準備の時間短縮もできておすすめです!
静岡県のカップルさんの場合、結婚指輪は挙式の12か月前から検討を始めているケースが多く、検討期間としては3ヶ月未満が7割ほどです。予算は2本で20~25万円の回答が最も多く、20~35万円の間で検討している方が約7割となっています。検討した店舗数は「1店舗のみ」という回答が最も多く、約4割という結果に。複数店舗で比較検討している場合でも、3店舗までの方がほとんどです。(『ゼクシィ結婚トレンド調査2020 静岡』)
結婚指輪に関しては、結婚後ずっと身に着けていくものなので、将来のことを考えたり慎重になりすぎて指輪選びが難しくなってしまう方もいらっしゃいます。先々のことを考えすぎてしまうと、時間的な余裕がなくなって欲しかった時期までにそもそも指輪が間に合わなくなってしまうことも。指輪選びも出逢いです。たくさんの候補の中からたった1本を選ぶのなら、今のご自身が心惹かれるものを選ぶという選択も良いと思います♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。結婚準備のダンドリ、および指輪選びのタイミングの参考になれば嬉しく思います。それでは、次の特集もお楽しみに!